Contents
歯並びが良くなる離乳食のあげ方を紹介します!
本題に入る前に・・・子供達の口の機能が危ないんです。口腔機能(噛む力、飲み込む力)が低下していることにより悲しい事故も起きてしまっています。
<2015年9月11日朝日新聞引用>
お子さんがご飯を喉に詰まらせる要因として、「給食の時間が短くて急いで食べる」「遊びながら食べる」など環境の問題もあると思いますが、お子さんの「口腔機能が十分に発達していない」ことが原因の一つと考えています。
お子さんの口腔機能の低下の原因はたくさんありますが、
その中の1つとして離乳食のあげ方が大切と言われています。
日本の離乳食のあげ方は、月齢ごとに硬さを変えた離乳食をスプーンであげるのが主流ですが、
イギリス発祥で、固形食を手づかみで食べ、赤ちゃんのペースで食べすすめていく離乳食の方法が注目されています。
「赤ちゃん主導の離乳食」BLW(Baby-led Weaning)と言われています。
1、BLW(Baby led Weaning)とは?
BLWはBaby-Led Weaningの略でイギリスの保健師であり助産師でもあるGill Rapley氏によって提唱されたものです。
BLW は赤ちゃんが手で持ちやすい形の固形物を与えます
軟らかく茹でた野菜などから始めるケースが多いです。食べる量や順番も完全に赤ちゃん任せ。
食べなくても構いません、食べ物で遊ぶのもそのままにしておきます。
2、BLWはいつから始めるの?
腰が座り、1人で座れるようになった頃からが開始の目安です。
BLWでは、食べるタイミングは赤ちゃんが決めます。
赤ちゃんの前に食材を用意しますが、最初は口に入れることはほとんどありません。
食べないからと言って親が食べるように促すことはせず、赤ちゃんが自分の意思で食べるようになるのを待ちます。赤ちゃん自身が食べ物に気付く過程が学びになります。
足がしっかり地についた状態で食べることができるハイチェアがオススメです。
オススメのハイチェアはこちらの記事からチェック
赤ちゃん歯科/噛む力1-5倍%E3%80%80おすすめベビーチェア/
3、BLWのメリット
①赤ちゃんの意思で食べる力がつく
②手先が器用になる
BLWは自分で食べ物を指で挟み口に運ぶので手先が器用になります。また口腔機能も自然に発達を促すことができます。
BLWを始めたばかりの頃は、食卓や洋服が汚れてしまうというデメリットもありますが、
汚れてもいいような、環境を整えて対策するといいでしょう。
|
4、BLWおすすめの本
BLWについて詳しく知りたい!
やってみたい!と思った方はこちらの本がおすすめです。
|
私の娘はスプーンであげるピューレ状の離乳食を生後半年くらいからスタートしましたが、
生後9ヶ月の時にBLWを知り、手づかみ食べを取り入れていました。
慣れるまでは準備や後片付けが大変でしたが、慣れると赤ちゃんが自分で食べれるので、
一緒に食事を楽しめるようになります。
〜2025年 福島県福島市桜水にて小児歯科歯科医院open〜