0歳〜2歳のお子さんを診察していると、よく質問されることがあります。
「赤ちゃんが下のあごを前に出すのが気になります…」

このご相談、実はとても多いんです!!
1,赤ちゃんは下あごを前に出しやすい
実は、赤ちゃんの あごの関節の構造 に理由があります。
あごの関節(顎関節)は耳の前あたりにあります

- 成人と比べると、赤ちゃんの 下顎窩(かがくか) は平らで、
下顎頭(かがくとう) はまだ尖っていません - そのため、あごを前に出しやすい構造になっています


赤ちゃんが泣いたときに下あごが前に出るのも、この関節の特徴が影響しています。
2,3歳までは経過観察でOK
このため、 3歳くらいまでの反対咬合(受け口に見える状態)は基本的に経過観察 です。
成長とともに関節の形が変わり、下あごの動きは次第に制限されていきます。
つまり、0〜2歳で下あごを前に出すことは 自然な発達のひとつ で、すぐに心配する必要はありません。
3,3歳までは経過観察で大丈夫!
このため、 3歳までの反対咬合(受け口に見える状態)は基本的に経過観察 です。
成長とともに関節の形が変わり、下あごの動きは次第に制限されていきます。
つまり、0〜2歳で一時的に下あごを前に出すことは 自然な発達のひとつ で、すぐに心配する必要はありません。
4,受診の目安
ただし、次のような場合は一度小児歯科でチェックを受けましょう。
- 3歳を過ぎても下あごを前に出している
- 常に受け口のように見える
赤ちゃんが下あごを前に出すのは、関節の構造上とてもよくあることです。
3歳くらいまでは経過観察で大丈夫ですが、心配な時は早めに小児歯科にご相談ください。
お子さんの成長に合わせて、正しいお口の発達を一緒に見守っていきましょう。

むし歯予防、顎の健全な発育には、1歳半くらいまでに歯医者さんデビューをおすすめしています。