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虫歯予防は 3歳までが鍵

虫歯のあるお子さんが、今どのくらいいるかご存知ですか?

令和3年度の学校保健統計調査(文部科学省)のデータによると小学校6年生の時点で、「虫歯がある」または「過去に虫歯で治療した歯がある」お子さんは、30.13%という結果になっています。

約3割のお子さんは虫歯があって治療が必要な状態か、過去に虫歯の治療の経験あるということです。そして約7割のお子さんが虫歯がないということになります。

平成11年令和3年度の学校保健統計調査(文部科学省)のデータだと小学校6年生の時点で、虫歯があるまたは過去に虫歯で治療した歯があるお子さんは、77.19%という結果だったのに比べると、「虫歯がある」または「過去に虫歯で治療した歯がある」お子さんは減ってきているのがわかると思います。

虫歯があって当たり前の時代から、虫歯があることの方が珍しい状態に変わりつつあります。

虫歯は予防できる疾患です。予防方法や虫歯になるメカニズムも明らかになってきているので、虫歯が1本もない状態で成人になることは十分可能です。

虫歯で溶けた歯は、詰め物や被せ物で修復することができても再生することはできません。

だからこそ、予防が大切となってきます。

特に3歳未満は長い人生の中で、虫歯予防においては効果が高い時期になるので親御さんには正しい知識を持って取り組んでいただきたいと思います。

最近よく「自己肯定感」という言葉を耳にしますが、虫歯が1本もなく自信を持って笑えるお口は、お子さんの「自己肯定感」を高める一つの手段だと思います。

ここに書かれていることを全て完璧にこなせなても虫歯予防をすることは十分可能です。できそうなものを、より効果が高いものを優先して取り組めば、虫歯予防ができるように書かせていただいてました。

お母さんのお父さんの負担にならずに、20歳で虫歯ゼロを目指して一緒に頑張りましょう。

 

 

○なぜ3歳までが大事??

①予防は早ければ早いほど効果的

こちらではなぜ「3歳までの虫歯予防が大切か」を書かせていただきます。

虫歯予防は何歳からでもスタートできます。5歳、10歳のお兄ちゃんお姉ちゃんがこれから取り組むこともできますし、

私たち大人が今日から気をつけて今後は虫歯で歯を削らないようにすることも可能です。

ですが、すでに虫歯になってしまった歯は詰め物や被せ物で修復できても、もとのように再生することはできません。

まだ虫歯のない低年齢から始めれば、虫歯のない状態を目指すことができます。

・虫歯は3歳までが感染しやすい

・永久歯を虫歯にさせないことができる

 

 

  • この記事を書いた人

歯医者ママ

歯科医師 | 小学生娘のママ| 歯科医師12年目 | お子さんの虫歯治療、矯正治療を専門に診療しています。 質問はInstagramにメッセージください。

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